『人口減少エリアで成功する店、撤退する店。
2026/10/02
『人口減少エリアで成功する店、撤退する店。その違いはどこにあるのか』
経営コンサルタントの毛利京申です🐮
夕張で民泊を始めた若い経営者の話を聞きました。
札幌でジムを開業するもコロナで閉店。借金を抱え、 「都会ではもう勝負できない」と夕張に移住し、 支援活動と民泊事業を立ち上げたそうです。
夕張は日本でも屈指の過疎地。 当然、周囲からは反対の声が多かったといいます。
しかし今、夕張には宿泊施設がほとんどありません。
だからこそ、彼の民泊は地域に必要とされ、徐々に浸透しています。
🍜 栗山に移転した“吉野家さん”の経営判断
夕張名物のカレーそば。 昭和初期創業の藤の屋さんが閉店した後、 「夕張カレーそば協議会」が立ち上がり、今や5店舗に増えました。
その中で二番手だった吉野家さんが閉店。 「もう食べられないのか…」と嘆いていたところ、 ぱんじゅう屋のおばちゃんから 「栗山に移転したよ」と教えてもらいました。
行ってみると驚きました。 ディサービスの食堂として再スタートしていたのです。
高齢者と外部の健常者が一緒に食事をする仕組み。 地域の“食”と“福祉”をつなぐ新しいモデルで、 これは経営的にも非常に合理的です。
📌 人口減少エリアで成功する店・撤退する店の違い
① 人口の多さより“競争密度”を見る店は成功する
栗山は人口の割に飲食店が多く、競争が激しい。 普通に店を出してもライバルが多く、利益率は下がります。
一方、夕張は人口が少ない。 しかし “宿泊施設ゼロ” という 空白市場 がある。
人口よりも 競争密度 を見る方が経営判断として正しい。
② 地域の課題を事業に変えられる店は強い
夕張の民泊は「宿がない」という課題を解決した。 栗山の吉野家さんは「高齢者の食事場所が不足」という課題を解決した。
人口が少ない地域ほど、 課題が明確で、競合がいない。 だから事業が刺さりやすい。
③ “福祉×飲食”のような複合モデルは撤退しない
ディサービスの食堂として運営すれば ・固定客(高齢者) ・外部客(一般客) ・地域連携(行政・介護事業者) が同時に確保できる。
売上の安定性が段違いです。
🎯 結論:人口ではなく“競争密度と地域課題”で判断する
人口が多い地域に行くべきか? それとも人口が少ない地域に行くべきか?
答えはシンプルです。
人口ではなく、競争密度と地域課題を見る。
夕張の民泊も、栗山の吉野家さんも、 “人口減少エリアだからこそ勝てた” 典型例です。
経営は「人が多い場所で勝負する」時代から、 「課題が多い場所で勝負する」時代へと変わっています。
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