名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です...
2026/09/14
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
私は、フランスのワインの生産量が、今年初めて前年度を下回ったようです。
イタリア人はピザやパスタに対して異常に熱く、
「自国のものがいちばん」「これこそ文化だ」と胸を張ります。
フランス人もパンやワインに強い誇りを持ち、熱く語り自国の文化だと鼻息が荒い。
では、日本人はどうでしょう。
寿司、ラーメン、日本酒── これらを“文化として誇りにしている”
と言えるでしょうか。
私は、このフランスのワインの低迷を知り、少し危機感を持ちました。
何故なら一過性のものではないからです。
低迷した原因を放置すると日本酒のような歴史を辿るからです。
日本酒は最盛期15,000社ほどの酒蔵がありました。
それが今や6,000蔵程度にまで落ち込みました。
フランスの低迷の理由を見ていると飲み物がビールに変わったことも大きいようです。
ビールは、若者層で軽い、安い、カジュアルに飲めると好評のようです。
日経の記事のポイントは 「今年初めて」 という点です。
1. 若者の飲酒スタイルが完全に変わった
・ワインは「重い」「高い」「知識が必要」
・ビールは「気軽」「安い」「友人と飲みやすい」
・RTDやノンアルが急成長
2. 健康志向でワインが敬遠される
• ワインはアルコール度数が高い
• 「砂糖が多い」という誤解も広がる
• 低アルコール飲料が人気
3. 価格の上昇
• 不作でワイン価格が上昇
• ビールは価格が安定し、消費者が流れた
そして面白いのは、 「ワインのウンチクは嫌われる」 という感覚。
つまり──ワインは“知識の飲み物”から
“重たい飲み物”へ。 ビールは“軽い飲み物”から
“文化的にニュートラルな飲み物”へ。
この価値観の変化が、今年の不作で
数字として表れたわけです。
文化は“守らなければ消える”ものです。
経営と同じで、未来永劫はありません。
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