経営とは机上の論理ではない生モノだからこそ
生きた経験が必要
経営改善は経営者の意志が大切
私は、学生時代から18年間弁護士事務所にて勤務しておりました。その間、いつ倒産してもおかしくない会社の代表取締役を懇請され、経営し、その他にも同じような理由で4社の会社を経営してきました。弁護士事務所では、5000件以上の自己破産の申立等を経験し、倒産した人の苦悩や将来の不安や苦しみ、自殺した人の遺書を読む度に、中小企業の厳しさを感じてきました。
そして、「どうしてもっと早く相談に来なかったのだろう?」「もっと違う手立てがなかったのだろうか?」と毎回考えるようになり、その後、失敗する人は、プライドが強く、「相談するぐらいなら倒産してもいい」とか、「他人に教えを請うことは恥」という意識を持っており、逆に成功する人は、素直で謙虚、言われたことを理解して行動する意識」を持っていることが、経営に大きく左右するのだと理解できました。
その結果、まずは、経営ヴィジョンや販売のノウハウの確立させて、それを社内に浸透させて、成長させることの大切さを知りました。そういう経験を積んで、苦境に立った人達を救うのが自分の天職と考えて、平成10年経営コンサルタントとして独立いたしました。