経営コンサルタント毛利京申
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『死ぬ気でやれ!でも死なないから』

『死ぬ気でやれ!でも死なないから』

2024/10/18

『死ぬ気でやれ!でも死なないから』
 名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
 こんにちは
 私は、学生時代から40歳まで弁護士事務所に勤務しながら、再建を懇請されて、年商8億、負債93憶のホテルを経営しながら新規事業として立ち上げた飲食店の経営をして来ました。
 弁護士事務所では5,000件以上もの事業で失敗した経営者から依頼を受けて破産の申立書を作成してきました。
 破産者でもいろんな人がいて、凄く落ち込んで夜も寝れずに過ごして悩み苦しみ、自殺を考えるも思いとどまり、破産を決断した人。
けっこうあっさりしてさっぱりした顔をして破産を決断した人など様々な人がおりました。
 私は、このままだと破産してしまうかもしれないと予兆期間を過ぎて、覚悟を覚悟した日にちと、何が破産する意思を決めたきっかけになったかを事情聴取してきました。
そして、この道程までに経営改善する為に何をやってきたかも聞いてきました。
 ところが、この期間に目に見えて改善するために動いたとか売上があがったということはなかったので、「死ぬ気でやりましたか?」と尋ねてきました。
 別段、破産を覚悟している人に対し、責めているわけではありません。

 破産を覚悟したのなら「死ぬ気でやる」ということは当たり前のことなので、その覚悟を持っていたことを知りたいのです。
 裁判所は、破産者が、真面目に経営していたにも拘らず、あるきっかけで事業を失敗し、それから努力したにも拘らず、改善の余地なく支払い不能に陥り、債権者に迷惑をかけてしまった。という経緯を書類で知りたいので、私はこうして聞き取るのです。

 ところが、「死ぬ覚悟」をしたというのに、ほとんどの企業は改善の兆しすら見えないで沈んで行きました。
 これは、驚くことに、経営者自身が、「どう営業していいかわからない」からという理由で、ほとんど営業らしき、動きはしてこなったという返答でした。
 そうなると、「死ぬ気でやっていない」ということになります。
 花でも毎年一生懸命に咲こうと努力しているのです。

 この回答は「え~?」と思うかもしれませんが、ほとんどの経営者は、「営業の仕方」を理解していません。
 これは、経営者にとって致命的です。
 営業すなわち、セールスです。
 セールスするには、セールス先を知ることです。
 セールス先を知るには、調査です。
 調査する。即ちマーケティングなのです。
 マーケティングを知らなければ、商品は売れません。
 マーケティングの勉強が、経営にとって一番大切なのです。

 諦めるのは、いつでもできます。
死ぬのはいつでもできます。
 死ぬ覚悟があれば、何でもやれます。
 立ち上げるのは、今しかありません。
 やるなら今、生きている時にしかやれません。

 
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