名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です...
2024/06/06
名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
今日は、リアルな再建のお話をしたいと思います。
私の依頼者のほとんどは、「売上」をどうやって伸ばすのかに困っています。銀行には「リスケ」している状態です。
しかし、相談内容は、「現状を何とかして欲しい」という相談です。
「リスケ」とは、銀行からの借入金の返済ができないので、元金を棚上げして利息だけの返済に猶予してもらうことを言います。
よって、1割、2割の売上がアップしただけでは、一生完済はできません。
特に今は原材料費も格段に上がっているし、社員の賃金も増やしていかなければならないからです。
ましてや負の債務を背負って走り続けるので、1.5倍から2倍以上にしなければならないのです。
よって、私は、社長の考えていることと私の考えていることとは、発想や考え方が違います。
社長は、今までのやり方を基本として会社を動かそうとします。
会社が健全な状態ならそれでも結果が出ることもあるかもしれません。
だから全否定はしませんが、時代は進化しているので、昔のやり方が通用しない可能性が大だということと、前述のとおり、負の債務を背負いながら走るのであれば、全く考え方を変えなければならないのです。
囲碁でいうなら、「このまま進めば3目足りないので負け」ということがあります。
「3目をひっくり返さなければ逆転できない」と言うことです。
そうなると、この盤面をひっくり返して勝に持っていくには、4目差をつけて逆転する手を打たなければならないということです。
そのまま進んで行けば、1目差まで持っていけるか、もっと差がつくのかもしれません、
しかし、経営で言うなら、逆転して勝たなければ倒産してしまうことなのです。
私が、名古屋市内のホテルを再建した話は、URLにも紹介してありますが、その後、焼肉屋をやるも、狂牛病の風評で、すぐに閉店してしまい、2憶もの負債を抱えてしまいました。
その後に乾坤一擲に「名古屋名物あんかけパスタのお店」をオープンしたのです。
20坪で、4人掛けテーブル席4つ、カウンター席が6席で、計22席です。
ビジネス街なので、昼近くになると毎日ウェイティングが外までできて、それだけを見ると繁盛店に見えます。
ところが、テーブル席は、4人で来客することはあまりないので、2人とか3人で座ります。
ところが、13時になるとぴたりと客足が無くなります。
平均一日250人は来ていたので、それだけみると凄い客数かもしれません。
しかし、夜の売上は、10人から20人前後しか来ないのです。
それからもっと昼に客が来るように試行錯誤したり、夜もメニューを変えたりしていましたが、この地区は、夜は誰も歩いていない地区なんです。
そこで、会議用にテークアウトできるようにパチッと蓋が止まる容器を探して、11:50までに予約してくれたら100円引きとパワーランチを始めたりしました。
今はコンビニにも売っていますが、当時はそんなパッケージはありません。
これで、一日20食増えたのです。
あとは、大食い選手権もやったりしました。するとテレビでも取り上げられたりしました。
しかし、これは一過性で、テレビを見たと言う人も1週間だけです。
私は、このお店の限界は、これだけかと思いましたが、そのソースをレトルトにして販売しようと試みたのです。
このレトルトソースを製造するのに、どれだけ時間を割いたのか忘れましたが、いろんなお店を視察し、どれだけ試食したのかは忘れるぐらいしました。
ところが、ソースを作る工場の1ロットは、3,000食だったのです。
しかも、賞味期限が1年で、お客に販売するなら三カ月以内に売りさばかないといけないことも知りました。
3,000食をです。これには、知恵を絞りました。社員は絶対無理だと思っていたようです。
このことを書くと、長くなりますので割愛しますが、最終的には一カ月で2ロットから2.5ロットまで販売することができました。
恐らく、普通の考えでは、「作るの無理だ」と匙を投げたのではないでしょうか。
諦めるのはいつでもできます。
常に、成功するにはどうしたらいいのか?
販売するには何が足りないのか?
思考や発想をどのように持っていくのか?
それらのことを考えるのです。
どこかに出口がある。それを見つけようと毎日考えていました。
それからは、このあんかけパスタ店をFC展開していくのです。
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