名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
昨日の読売新聞に昨年倒産した企業が8690件で、前年比35％増と掲載されておりました。
私は、24年前から経営コンサルタントをしていますが、前職は弁護士事務所に18年在籍しながらホテルと飲食店を経営していたので、よく経営者から副業で飲食店をやりたいと相談を受けることがあります。
私は、1997年にピザ＆パスタのお店をオープンしましたが、まだ石窯が珍しい頃にイタリアから石窯を取り寄せて営業しましたが、席数が88席しかないのに多い時は1800人近く来店しておりました。
平均でも1500人も来店し、外にはウェイティングの行列が途切れることはありませんでした。
多い月は2800万円もの売上を誇り、全国から飲食店のバイヤーが視察に来ておりました。
そんな過去もあったので、私に飲食店を出店したいと相談するのです。
ところが、私ははっきり言います。それから飲食店業界も様変わりしてしまい、昔ほどの勢いはありません。
しかも、狂牛病の風評、Ｏ157、コロナ禍など飲食店は、経営を脅かす外敵要因が多いことと、お店よりも人にお客が着くということもあり、売上は人によるというものなのです。

今朝、新潟県長岡市のろ過、浄化装置を販売していた会社が自己破産したとのニュースが飛び込んできました。
この会社は、業績が芳しくないので、副業として高級食パンの「乃が美」のＦＣ店を数店舗経営していたようで、この設備資金が重石になり、倒産したようなのです。
元々、飲食店業界では、この「に志川」、「とく川」、「乃が美」などの高級食パンのお店は、手を出すなと言われておりました。
何のノウハウもいらなく、商品のアイテムも少なく、自分で食べるために買う食パンではないので、物珍しくて一度は買う商品なので、リピーターを育てることが難しいと言われていたのです。
私の地元春日井市でもほとんどの高級食パンのお店は消えてしまいました。

私は、副業に手を出して成功した身ですが、これはホテル経営をしていたので、同じ業種なので手を出したもので、全く本業と違う業種に手を出しても本業の売上には還元されませんし、ノウハウもありません。

よって、もし本業が奮わないので、違う業種をやろうと考えるのなら、本業に活かせる業種をするようにして下さい。
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