名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
おはようございます。
能登半島地震から15日が過ぎました。
名古屋は能登からわりと近い位置にあるので、頻繁にニュースが流れてきます。
私は、企業再建事案が多いので、そんな目線で見ています。
ニュースを見ていると、被害の多い珠洲市や輪島市を調べてみると、珠洲市は人口11,000人と本州の市の中では最も人口が少ないようで、高齢化も50％を超す超高齢化自治体です。
産業はと言うと、漁業がメインで一次産業が多く、動画のイメージからは港も数メートル隆起しているので、今の状態では漁業はできない状態です。
高齢化もあり、数年後に港ができても借金してまで漁業を継続する人は少ないように思います。
その一方で、輪島市も港が12港もあるので業業を中心に観光サービス業の町ですが、裁判所や法務局もあるので、能登半島の中核をなす都市だと思います。

そこで、人工頭脳に尋ねてみました。
すると、地域連携だとか集落ネットワークの形成、地域資源の活用、地元の名産品の販路拡大などと行政的指導というか当たり前のことしか教えてくれません。
珠洲市は限界集落プロジェクトという組織を立ち上げて、いろいろ取り組んでいるようですが、先ずは雇用を増やす試みから始めないと人がいなくなります。
これだけはマンパワーなので、現地に行ってリーダーになるような人材を作ることからです。
私は、北海道の奥洞爺温泉郷プロジェクトを立ち上げた経験があります
https://mouri-consultant.jp/voice/detail/340019/

これを立ち上げたのは、地元で宿屋を営んでいる経営者が声を上げたことから着手したのです。
リーダーを１人作り、その人を中心として、また１人、そしてもう１人とどんどん育てていくのです。
そうすると、それが輪になり、目的を統一できれば堅固な要塞となり、目的を果たすことができるようになります。
先ずは、どんなことでも「言われたからやる」から「言われなくてもやらないといけない」「やってやる」という意識改革からなのです。
先ずは、そういう意識にさせることが債権でも街づくりでも大切なことです。

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