名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
早速ですが、昨日も新潟の７０年続く建築屋さんが、後継者がいないので、経営を断念して破産したとのニュースがありました。
70年も続いていることでもすごいことです。
私の息子は、大手コンサルティング会社におりますが、来年から独立するようで、その後、私のあとを継ぐようです。
偶々、息子の子（孫）の誕生日です。
３代目になるのかなぁ～？(笑)

私は、弁護士事務所に18年間勤務していたので、多くの倒産劇を経験してきました。
その中でも、もったいないという案件もたくさんあります。
「こうしていれば、破産しなくてよかったのに」とか「もっと早くに相談に来ていれば」
という事案です。
私は、学生時代から弁護士事務所で働いていたので、いろんなもったいないと思うことがありました。
今は、手形取引が激減したので、あまり過激な倒産はありませんでしたが、昔は裁判所の民事部の中には、手形係りという係が、別にあり、手形の回しあいや融通手形などたくさんあったので、企業は、体力以上の力を発揮というか、我慢に我慢を重ねて倒産する企業が後を絶ちませんでした。
手形というものは、日本固有のもので、飽きないしても支払いは三カ月後、半年後というように先延ばしにするので、結局のところ、体力のない企業も生き延びていました。
今でもそんな慣習が続いた業界がありますが、私から言わせると、のちのち本人が大変だと思って、お客にはやめるように言っていました。
私が、再建を依頼されて経営したホテルは、負債が93億もあって、取引業者もそのことを知っていたので、仕入れは翌月現金振り込みでした。
よって、リースも下りないので、備品を購入する時には大変でした。
ベッドシーツ、布団など・・・
本来ならこのような状態になる前に相談に来て欲しかったのですが、それを言っても後の祭りですよね。
私は、このホテルを２年後には、３億以上売上を伸ばして再建しましたが、一般の人は債務の大きさで絶対無理だと決めてしまいます。
私は、お金が回れば、まだまだ手はあると思って、多くの企業を再建してきました。
本人が、破産と思わなければ、倒産も破産もしないのです。

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