名古屋を拠点に全国で活動する経営コンサルタントの毛利京申です。
こんにちは
今朝のネットニュースで、群馬県沼田市の建築業者が、破産したとありました。
原因は売り上げの低迷ですが、ここにはいろんな経緯があります。
経営者が、破産を決断するということは、現在の状態と将来予測を考えると思います。
「このままではダメだ」というあきらめ感と「もう少し頑張ろうか？」という気力と、双方が揺れ動いて、最終的に破産という決断をするのです。
この会社は、「後継者もいないし・・・」という状況が、もう少し頑張ろうという気持ちを萎えさせたようです。

話が変わりますが、私の事務所に相談に来られる会社は、100％借入金があります。
借り入れがない会社は、相談に来たことはありません。
借入金の返済ができないから倒産するのであって、無借金ならば倒産や破産はしません。
では、借入金のない会社ってあるのか調べてみました。

帝国データバンクが、調べたところによると、60,6370社（15.6％）もの企業が無借金経営だというのです。
本当にそんなにあるのかと疑ってしまいますが、これは帝国データバンクの顧客名簿からの算出ですので、全体から見るとそんなにはないと思いますが、それでもそんなにあるんですね。
これは、私がよく聞かれる質問ですが、「どの業種が潰れないのでしょうか？」と言われますが、どんな業種でも借入金がなければ倒産しづらいようです。
この無借金経営の会社の業種を見るとサービス業が47％、金融・保険が40.2％、情報通信が28.4％と、あまり大きな資金や設備投資が必要のない会社が長生きしているようですね。

結論言うと、後継者や残すものが必要とするなら、もっと頑張るという意識が働くようですが、後継者が不在だとやる気が無くなります。
実際に、日本の企業の70歳を超える社長の数は、240万人もいます。
この年齢になっても後継者がいないという会社は、半分もあります。
このままだと、10年後には100万社以上が、消滅してしまいます。
後継者を作ることなら、そこそこアイディアがあります。
『後継者が育たなければ、会社は倒産します。』
先ずは、相談からです。

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